2019年★小中学生に人気の福袋紹介

他者との距離感『友だち幻想』|又吉先生『世界一受けたい授業』感想

新社会人・新一年生、新学期、環境が変わり、新しい人間関係を築いてる時期ですね。

慣れて来た頃ですか?

人間関係に疲れていませんか?

 

大学生のアンケートでは半数以上が人間関係に疲れているそうです。

大学生って、友達関係のトラブルも少なく一番楽しい時期なような気がするんですが、半数って多いですね。

 

2018年4月14日(土)放送『世界一受けたい授業』は『人との付き合い方』でした。

講師は 第153回芥川賞を受賞した 又吉直樹 先生 です。

ベストセラー『友だち幻想』ってどんな本?

又吉先生自身、人付き合いが苦手と言っています。

個性的なタイプですよね。

その 又吉先生が紹介した本が『友だち幻想』です。

 

又吉直樹さんが書いた本ではありません。

著者は 菅野 仁(かんのひとし)さん。2016年に亡くなられています。

 

発売日は2008年3月8日。もう10年前の書籍ですね。

今になって、番組で紹介されたこともあって、現在 ベストセラー1位です。

楽天ブックス、アマゾンでも入荷待ちです。電子書籍でしたら読めます。

 

帯には『人付き合いが大変な この時期に効く処方箋のような本』と書かれています。

イラストは女子中高生ですね。

思わず 手に取ってしまいそうなキャッチフレーズです。

 

以下が出版社からのコメントです。

本書は、もともとは2008年に社会学を専門とする著者が人間関係で初めてつまずきを感じる多感な年頃の中・高校生に向けて書いたものです。
他者との距離感についてもう少し敏感になることで、もっと豊かな関係を築くことができると説いています。
今では学生だけでなく、老若問わず深く共感する声が多数寄せられています。と同時に、初学者向けに社会学を紹介するテキストとしても定評があり、
中学から大学の課題図書や入試問題文としても繰り返し使われています。

 

我が家には、ちょうどターゲットど真ん中の中学1年生の娘がいます。

無言で この番組を観ていました。興味のある本だったようです。

又吉先生の言葉が心に響いたのかな。

 

娘は友達関係に よく躓きます。悩みます。

特にこの時期です。人見知りで なかなか輪に入っていけない。

輪の中に思い切って飛び込んでみても、うまくいかない子がいる。

避けられてる。嫌われてると落ち込む。

小学校高学年のクラス替えの時、そんな感じで、傷つくことが多かった。

小学生の付き添い登校体験談|1年生のいじめ・カウンセリング・通院 小学生高学年の女の子の友達関係・グループの難しさ・悩みについて

その都度 成長してると思いますが、出来れば傷つかず、上手く乗り切って欲しいと思っています。

 

同じようなタイプのお子さんにとってはヒントとなる本だと思います。

もちろん、親、大人が読んでも為になります。

友達は脅威の存在?

友達はワクワクした気分にさせてくれる存在。そうですよね。

では、もう1つの存在は?

今はSNS、LINEも普及して、簡単に繋がれます。

その反面、逆に自由がないということでもあります。

 

重荷。自分を窮屈にする存在

 

放置したら付き合いが悪いとなる。

すぐに返信しなきゃと時間に追われる。

大勢でグループを組み、その中で悪く言われてないか心配になる。

 

驚異の存在

 

これ、娘を見ていると まさしくそうです。

小学6年生の時に、ゲーム内のチャットをしていました。

クラスの女子で流行ってたんです。

 

約束したり、明日の持ち物を確認し合ったり、便利なツールです。

最初は 交友関係が広がって楽しそうだった。

 

しばらくして、依存するようになった。

いつまでもipadを離さない。約束の時間を守らないから叱る。

そうすると『返信しないと怒られる』『フレンドはずされる』って言う。

 

そのうちトラブルとなった。泣いていた。明らかに態度がおかしい。

聞いたら『フレンド解除された』『死ね』って書かれたと。

学校に行かないと言い出した。とうとう、ある日 休みました。

 

娘にも了解を取り、チャットの内容を私が初めて見た。

すごく幼いやりとりが続いてました。うまく伝わってない。

顔文字の使い方も間違ってる。たいしたことで喧嘩してないの。

まだ、使いこなすには未熟なんです。

 

一度 ipadを取り上げ、チャットをやめさせた。本人も納得した。

それから、しばらくして 仲直り。今に至ります。

クラスが変わった今の方が仲良しですね。

 

今は、依存しないように最低限のやり取りに使うようにしています。

子供自身が学びました。

 

これ、大人でもそうですよね。

SNS、ソシャゲの掲示板やチャット。トラブルを見かけます。

表情も声質もわからない。

活字だけだと行き違うこともある。

繋がりがたくさんなのは楽しい。

でも、自分自身が疲れるところまで 広げてはいけない。

友達との距離感

可愛い子役が登場しました。小学生の男の子です。

こう言いました。

僕、学校に苦手な子がいるんだ。
さて、どんなアドバイスをしますか?

 

菜々緒さん始め、出演者の方が次々と実際にやってみました。

みんな失敗。子供、憎たらしい反応でしたねぇ。

『チッ』ってダメだしされていました(^^;)舌打ちはダメですよ。

 

私、正解しましたよ。又吉先生とほぼ同じです。

正解は

ちょっと距離を置いてみよっか

です。

 

誰とでも仲良くが理想?

そんなわけにはいかない。必ず、苦手な人って出てきます。

 

同じグループ内でも、この人と二人きりだとちょっと気まずいって思う人いますよね。

無理に仲良くしようと思うと、余計にお互いにとって負担になる。

 

距離を上手に置くこと

それしかないと思う。

 

本当に仲の良い、心を許せる友達って、何人もいますか?

 

じゃあ、他は友達じゃないの?

 

又吉先生は 他者 だと言います。。

良い所、悪い所すべてを受けとめてくれる人なんていない。

それは幻想だと。

 

私は、友達と言うより 同志、仲間だと思っています。

私自身、つるむ、グループでいることが苦手な方です。

一人で自由でいることが好き。でも、一人じゃ寂しい時もあるんですよ。

仲間は必要だと思うんです。

 

助け合ったり、刺激をもらったり。

一人じゃできないことってたくさんあります。

でも 大勢でやらなきゃいけない時、その中には気が合わない人もいる。

 

社会に出て、仕事をしたら、この人は嫌だとか、そんなこと言ってられない。

その人達とも一緒にやらなければいけない。

近所付き合いもそう。集団単位で生活している。社会が成り立っている。

 

思い通りになることばかりではない。人間関係もそう。

限界を知っておくことが大事。それが傷つかない方法だと。

 

そのことを子供のうちから学ぶ。それが学校という場所。

『誰とでも同じように仲良くしなさい』は違う。

 

でも、苦手な子を排除してはいけない。

みんながそうしたら?

仲間外れ、いじめに繋がります。

そういう存在がいるということを理解することです。

 

最低限の挨拶をする。敵視はしてはいけない。

上手に折り合いをつけていくのが大切と言っています。

 

『1年生になったら 友達100人できるかな』って有名な歌詞ですよね。

番組でも触れられていましたが、私も、昔から この歌詞苦手なんです。

 

友達 たくさん作ることが いいことではないと思ってるから。

友達 少なくても恥ずかしいことじゃないから。

 

全否定しているわけじゃない。

100人で何かをしたら達成感があって楽しいと思う。

 

同じことをした仲間。そこから、気の合う友達ができるかもしれない。

そんなきっかけとなるかもしれない。

 

完全には受け入れてもらえなくても、お互いにとって居心地の良さを感じる。

どれだけ話しても話したりない。心を許せる。それが友達なんじゃないかな。

そんな人と出会えるのは、長い人生でも、そんなに多くはない。

まだまだ、これからなんだと。

まとめ

番組では本を紹介しながら、又吉先生が、苦手な人との付き合い方、本当の友達とは何かを説明しました。

私は、又吉先生と考え方が似ていて共感できました。

 

みんなと仲良くできなくてもいい。

みんなと仲良く出来ないから、協調性のない子ではない。

みんなで仲良くが理想だけど|小学生の女の子同士の遊びの約束

 

絆は大事だけど、友達第一でもない。

そう考えると気持ちが楽になります。

 

他者との関わり方は自分次第。他者を認めること。

上手な距離感を掴むことが大事。

そうやって 大人になってくると、価値観や考え方が違っても、違うからこそ惹かれる人も出てくる。

 

あれから、この番組、この本の話題を娘としていません。

もし、娘から話をしてきたら、この本の内容を思い出し、一緒に考えようと思います。

【追記】NHK『おはよう日本』で特集

2018年9月15日にNHK『おはよう日本』で『友だち幻想-人と人の<つながり>を考える』が特集されました。

週間売上1.6万部で最新9/24付BOOKランキングで7位となっています。

気の合わない人と出会った時に並存できることが大切という言葉が印象に残りました。

誰とでも仲良くではなく、うまく並存していくことが周りも自分も傷つかない方法。

友達関係の新しい築き方を教えてくれる本です。

参考 『みんな仲よく』の重圧にさよならNHK NEWS WEB