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人権標語について|小学生が書くポイント

12月4日~10日まで 人権週間です。

子供が最近、人権標語を毎晩書いています。学校で募集しています。

何通でも応募していいらしく、もう何十通も書いている。

書き過ぎじゃ? 数打ちゃ当たるみたいに書いちゃだめですよ。

ちゃんと理解しているのかな?

良い作品は校内に貼り出されています。授業参観の時にいくつか見ました。

子供目線で心に響くものもいくつかありました。

「人権ってさ、こういうことだよね?」って、子供なりに説明してくれた。

うーん。改めて聞かれると、私も ちゃんとわかっているのかどうか。

そこまで深くは考えたことがないですね。

この機会に親子で考えてみたよ。

人権とは

世界人権宣言 第1条

「すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利とについて平等である」

字の通り、人の権利。幸せになる権利。

身体的特徴、言語、思想、宗教、生活習慣、人はそれぞれ違う。

相手を認めること。尊重すること。

それが出来たら、いじめ、差別、戦争・・・すべてなくなるでしょう。

平和・自由な社会になる。

これがなくならない。みんなで考えているのに、時代が変わってもなくならない。

世界のどこかで内紛、テロが起き、犯罪、いじめが起きている。

人には欲望があり、妬みや嫉妬という感情が起きる。

 

人を支配しようとする。違うものを排除しようとする。争いが起きる。

難しいね。けど、自分がされたら嫌なことはしない。

相手の立場になって考えることだと思う。

 

【追記】

この記事を書いたのは、娘が元気に登校していた小学生の頃です。

実は、その後中学生になり不登校となりました。

多種多様性の生き方を認めるって本当に大切なことです。

お時間がありましたら、不登校となった子、親の気持ちを読んでいただけたらと思います。

学校に行きたくても行けない、教室に入れない子

 

小学生の人権標語の書き方

子供の書いた標語を見ていてたら、いじめについて書いているものが多かった。

それは、いじめの標語じゃないの? って最初は思ったんだけど、上記のように 『人権』って すべてに関わる。

だから、子供の世界だと いじめなんですね。

 

どうやったら、みんなが笑顔で楽しく過ごせるか。友達と仲良くできるか。

難しく考えずに、子供らしい発想でいいと思う。

あとは、たくさんの標語の例を見ること。

ぱくっちゃダメじゃんと思うかもしれませんが、人の作品を鑑賞するって大事です。

標語の感覚が、まだ小学生だとよくわからない。

もちろん、そのまま使っちゃダメですよ。

でも、たくさんの言葉・表現を知って参考にする方がいいと思います。

そら

いくつかポイントを書きますね。
  • 5.7.5調。ただ、標語は短歌・俳句と違い5.7.5じゃなくてもいいです。7.5でもいいし、無視してもいい。リズムがあると耳に入ってきやすいです。
  • 韻を踏む。倒置法。
  • 簡潔に。わかりやすく、心にダイレクトに訴えよう。
  • 自分から動く、意識改革。相手に促すような問いかけ、疑問。
MEMO
子供らしいキーワードを盛り込むといいですね。
笑顔、優しさ、思いやり、友達、勇気、仲間、命 など

言葉の組み合わせなんですね。似たような作品がたくさんになります。
あとは、オリジナリティとセンスでしょうか。

子供らしい ひらめきを大切に。



参考|過去に表彰された人権標語の例を紹介

今までに表彰された標語の中から少し紹介します。
勝手に私の感想を添えます(*^-^*)

みんな持ってる宝物 それは命と思いやり

 

小学5年生の女の子の作品です。これは命の大切さと相手を思いやる心が大事で、平等にみんなが産まれもっている宝物なんだよって、わかりやすく表現されていると思いました。

 

やさしさはポケットに 自分勝手はゴミ箱に

 

中学生の作品です。同じような表現でリズムよく、ポケットとゴミ箱の対比が面白いですね。

 

「良い子に育て」と言うよりも あふれる笑顔で抱きしめて

 

一般の部、お母さんの作品です。
良い子って何? 自分の価値観を子供に押し付けちゃダメですね。

笑顔で抱きしめること。愛情を示すこと。それが優しい思いやりを育てる。
まずは自分の子供からですね。

 

家族愛 少し広げて地域愛、もっと広げて人類愛

 

身近な愛がどんどん広がっていき、大きな輪となることが表現されています。
まずは、家庭の親子の関係からですね。

 

勇気こそ 自分を変える だい一歩

 

シンプルですが、まずは自分から変わろう! という決意の表れを感じます。

 

違う色 集まるからこそ 虹になる

 

高校生の作品です。個性があって それぞれ違っていい。
違う色の色彩が重なり合い奇麗な虹となる。虹に例えた奇麗で素敵な作品です。

人権週間の機会に、親子で いろんな作品を見ながら話し合うのもいいと思います。

今日も標語書くよー。
世界のみんながもっともっと優しくなるといいね。

おまけ

子の笑顔 母はあなたの 見守り隊長

 

50代ジタバタ主婦の作品です(笑) 今の思いを。

たくさんの悩みを抱えています。母は聞くことしかできない。

見守ってる。この笑顔を守りたい。

あなたの一番の味方、見守り隊の隊長だよ。

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